伊藤研の2020年度

2020年度もあと数日で終わろうとしています。

色々あった2020年。伊藤研の2020年度を振り返ってみました。

 

この1年を一言でまとめるとすれば、「新型コロナウィルスに翻弄された1年」だったと思います。未だいつ収束するのかわからない状況の中、ウィルスと共に生活をしなければならないことは心身共に負担も多く疲れます。それでも前を向いて進むしかありません。

 

伊藤先生はまだこんなにも感染拡大するとは思っていない頃から、この新型コロナウィルスに対して危機感を感じておられました。そのため伊藤研では早くから研究室内においての手洗い・うがい・マスク着用を徹底するよう呼びかけていました。

また3月4日には、立命館大学広報課が生命科学部 情報生物学研究室 伊藤將弘教授率いる研究グループが新型コロナウィルスについての研究成果を発表したこと、この研究成果がInfection,Genetics and Evolution誌に掲載されたこと、この2つをプレスリリースで公開しました。

 

新型コロナウィルスは社会全体に大きな影響を及ぼしている事態となっているため、今までとは違う生活様式を取り入れることとなりました。大学の活動も一変しました。

大学の行事をはじめ授業・学会など様々なところにも影響がありました。まずは2019年度卒業式・大学院学位授与式および2020年度立命館大学・大学院入学式が中止となりました。毎年でしたら卒業式当日、研究室で卒業生達を見送っていたのですが、それができず本当に残念でした。また、新年度は新卒研生達を迎え歓迎会を行っていましたが開催することができませんでした。

 

新学期に入ってからは例年とは異なり、WEBにて研究室セミナーを行いました。それから数日後の2020年4月16日、全国を対象に緊急事態宣言が発令されました。大学への立ち入りが解除されるまでは自宅待機の生活となりましたが、研究室セミナーはWEBのため支障なく行われました。

滋賀県は5月14日に緊急事態宣言が解除されたので、5月末ごろから人数規制はあるものの研究室の出入りができるようになりました。ようやく「密」にならない研究室の活動が始まったのです。

感染対策の一環として、研究室内にアクリル衝立及び加湿空気清浄機を設置しました。また、机や手に触れる所はこまめにアルコールで清掃しています。

 

 

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やっと活動が再開し、ドライ班・ウエット班の先輩たちが新卒研生に実験や研究について説明する様子を見ていると、懐かしくもあり新鮮でもあり日常が戻ったようで嬉しくなりました。

 

 

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7月末、留学生Fさんの博士公聴会がありました。無事に終わったので屋外の一角でお疲れ様会を行いました。日差しが暑い中で食べるアイクリームはとても美味しかったです。

 

 

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9月、「日本動物学会 第91回大会2020」がオンラインで開催されました。ウエット班のM2、M1 3名が発表を行いました。

初めてのことで対面とは違う緊張感があったと思います。

9月末からは秋学期がスタートしました。春学期とは違い対面授業が始まり、金曜日はTA・ES活動を行いました。

 

11月、「2020年度滋賀大学立命館大学卒業研究中間発表会」がオンラインにて行われました。発表する学生達はこの日に向けて発表練習を頑張っていました。

 

12月、「第43回日本分子生物学会年会」(オンライン)では4名がポスター発表で参加し、12月末の理化学研究所との合同発表会(オンライン)では6名が参加し発表しました。

 

9月から12月まで学会が続き、年明けからは卒論・修論提出と秋学期はとにかく充実していました。

 

年が明け、2021年を迎えてからは卒業論文修士論文をまとめるのに忙しい日々を送りました。M2の先輩は自身の修士論文提出日が迫っていましたが、最後まで卒研生たちの面倒をみていました。

毎年見る光景ではありますが、みんな提出日のぎりぎりまで自身の論文と向き合っていました。

 

 

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提出後は卒論・修論発表です。今年の卒論発表はオンラインでしたが、休憩室にある大型モニターで拝聴しました。

修論発表は会場に行きソーシャルディスタンスを保ちながら拝聴しました。今年はM2のYさんと卒研生のTさんが優秀賞を受賞しました。おめでとうございます!頑張った甲斐がありましたね。

 

 

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研究以外でも研究室での思い出を沢山作くろうと、研究の合間にできることをやりました。

まずはソーシャルディスタンスを保ちながら綿菓子作りをしました。Hさんはとても上手にフワッとした綿菓子をいくつも作っていました。私は初めてだったのですが。。。次回再チャレンジしたいと思います。

 

 

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ハロウィンやXmasにはケーキをご馳走になりました。お店のケーキだけではなく、時々M2のOさんが手作りケーキを持ってきてくれました。また、卒論・修論提出のお疲れ様会としてお菓子もご馳走になりました。研究室としての食事会や運動大会など大々的なイベントはできませんでしたが、少しでもみんなと過ごした時間が楽しい思い出として残れば嬉しいです。

 

 

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そして今年の3月22日、2020年度立命館大学卒業式・大学院学位授与式を迎えることができました。みんなマスクを着用しながらではありましたが、笑顔が溢れていました。

 

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卒研生のみなさん、卒業おめでとうございます!

そしてM2のみなさん、2年間お疲れ様でした!

4月から社会人として新生活がスタートします。健康に気をつけてこれからも頑張ってください。みんなの活躍を心より願っています。