R2次世代生命科学研究会@理研

 

今年も残りわずかとなって参りましたが、伊藤研はまだまだ活動しております。

2022/12/26 理化学研究所 生命機能科学研究センター@神戸 にてR2次世代生命科学研究会が行われました。(口頭発表)

 

本研究会は、理化学研究所の大浪先生、立命館大学情報理工学部の遠里先生、そして我々伊藤研の3つのラボによる合同発表会です。

 

コロナが落ち着きつつある近頃ですが、感染すると厄介なので、発表者はアクリル板越しにマスクを外しての発表、公聴者はマスク着用義務という対策をとって行われました。

 

理化学研究所@神戸

 

当研究室からはM2 2名,M1 3名,B4 7名の全員が参加しました。

来年3月で卒業するB4メンバーのほとんどが外部で行われる発表会としては初めての参加となります。

 

ちょうど、定例で参加する発表会の中では、2月の卒論発表直前に当たるので内容も大詰めとなっていました。

卒論・修論を書き始める時期に入ってきているので、自分のデータを客観的に見直す良い機会になったのではないかと思います。

 

大きな学会とは違って終始リラックスした雰囲気で議論が行われていました。

理化学研究所から参加していただいた方々からの意見は、視点が違って非常に面白かったです。物事を多角的に捉える力が凄いと思いました。

普段は見逃していたような事象にも突っ込んでくださったりと、聞いている側も参考になる点が多々ありました。

皆さん、新しい発見があったようで、もうひと押し研究が進むのではないかと思います。

 

会場の様子①

会場の様子②

 

他の研究を聞いていて個人的に興味を持ったのは、主に遠里研の発表で、公共データ&深層学習を用いた3D画像の再構築や表現型の異常検知システムの構築といった画像解析系の研究でした。

伊藤研も解像度の高い顕微鏡を保有しており、オリジナルデータを作成できるので参入の余地があるように感じました。

(興味本位で機械学習の基本的な分類モデルは学習したことがあるのですが、どこから勉強すれば良いのかな??)

 

研究の話はこれくらいにしておいて、

お昼休憩には理研の方がカレーライス弁当を用意していただきました(美味しかったです!)

二回目の小休憩にもコーヒー、スナックを出して頂いたりと、至れり尽くせりで本当にありがたかったです。

 

まだまだ大勢で外食に行きましょうという雰囲気ではありませんが、来年こそはという願いを込めて研究会は幕を閉じました。

 

(集合写真)

 

改めて発表の機会、会場を用意してくださった理化学研究所の方々には御礼申し上げます!

 

さて、これからは卒論、修論シーズンです。

データが不十分で焦りもあるかと思いますが、体調に気をつけて乗り切りましょう!

 

 

M2 H.T

2022年度 分子生物学会 参加報告

更新が途絶えておりました。

お久しぶりでございます。

M2のTが初めてブログを更新いたします。

 

11/30〜12/2 第45回日本分子生物学会に行ってきました。

 

今年の分子生物学会は千葉県の幕張メッセで行われました。

我々の研究室からは院生が2名、学部生が3名の計5名がポスター発表で参加しました。

私以外の4名は初めての学会発表だったこともあり、不安もあったかと思います。

私も1年ぶりで緊張しました。

 

2022年度分子生物学幕張メッセ会場

 

去年の第44回日本分子生物学会はオンラインと対面のハイブリッド形式で行われましたが、

今年は完全に対面形式となり、昨年度以上の盛り上がりを見せました。

企業ブースも去年より増えたのではと感じました。

口頭発表はZoomを通して視聴することもできたので、興味のある発表を効率よく聞いて回ることができました。

 

私の研究に関連する発表もあり、興味深かったです。今まで知らなかった解析方法や知見にふれることができるので、勉強になりました。

他のメンバーとは、各々興味のある分野が違うので、ほとんど別行動でしたが、初めての学会参加でも、意欲的にポスター発表を聞きに行ったり、他の研究者と交流をしていて関心しました。

あんな発表やこんな発表があった、近い研究があったなど、それぞれ収穫があったようで互いに情報交換ができて良かったです。

 

私とM1の1名、学部生の1名は初日の発表ということもあり、たくさんの人たちが聞きに来てくれました。

その他のメンバーは最終日での発表でしたが、変わらず色々な方と交流できたようで良かったです。

ポスター発表では似通った分野の方から、異分野の知見を持った方まで、幅広い方と意見交換ができる事ができました。研究室のメンバー同士で話すだけではマンネリ化してしまうので、外部の方と議論する機会は重要だなと毎度感じます。

 

今回の経験を通して皆、成長できたと思います。

卒研生は卒論へ向けて、そして私は修論へ向けて邁進したい思います!

 

そして来週は理化学研究所での研究発表会があります。

1年の区切りとして頑張りましょう!!

 

(M2 H.T)

伊藤研の2月から今日まで

3月中旬になり気温が少しずつ変化してきました。ここ数日朝晩は冷えますが、昼間は春を感じる暖かさです。日にあたると暑いくらいです。私の周りでは暖かくなるのを心待ちにしている人が結構多いのですが、私は寒い方が好きなので段々暖かくなるのは複雑です。しかも毎年のように言われていますが、今年の夏はかなりの猛暑らしいので今から心配です。

 

さて、研究室での活動が色々あって2月はブログを更新できませんでした。なので2月から今日までの分をまとめてアップしたいと思います。

 

1月末から立命館大学BCPレベルが2から3に引き上げられ、大学や研究室の出入りが制限されることとなりました。2月の出来事で一番重要だったことと言えば、やはり卒業論文提出・発表、修士論文提出・発表ではないでしょうか。

コロナ禍での卒業論文発表は昨年に引き続き2回目です。みんなオンラインを活用しながら論文作成や発表準備を行いました。ウエット班は実験の手を休めることなく発表準備と同時に取り組んでいました。

 

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そして発表当日。みんな落ち着いた様子で発表を行いました。伊藤先生からもよかったと評価をいただきました。無事に終わりホッとしました。

今後コロナが終息しても、オンラインの利便性を感じる環境はきっと変わらないのでしょう。これから学習する環境、または社会に出た時に働く環境がどのように変化していくのかとても興味があります。

 

修論発表があった次の日、滋賀大学との「第1回淡海異分野融合研究会」が行われました。こちらもオンラインでの開催でしたが、みんな落ち着いた様子で発表していました。そして厳選な協議の結果、M1のUさんが優秀賞に選ばれました。おめでとうございます!それから伊藤研のみなさん、この間本当にお疲れ様でした!

 

全ての発表を終えしばらくしての2月末。新卒研生への引継ぎ作業が始まりました。研究室で引継いだりオンラインで引継いだりと、各自様々な方法で引継ぎ作業を行っていました。研究室に出入りしている新卒研生たちは、早速先生や先輩から実験を行う方法や準備など教わっていました。昨年も同じことをしていたなと思い返すとほんとうに1年があっという間に過ぎますね。

 

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3/22は「2021年度 立命館大学卒業式・大学院学位授与式」があります。式典への出席者は卒業生・修了生の本人のみとなるそうです。

草津キャンパスはBKCジムで行われます。出席できない卒業生・修了生や、ご家族、在校生へは式典の映像が同時に配信されます。

コロナ禍での卒業式・授与式なので従来よりも少し寂しさはありますが、卒業するその日まで学生生活を楽しんでほしいと思います。

 

2022年がスタートしました。

新年あけましておめでとうございます。と挨拶をしたのが遠い昔のように、もう1月が終わろうとしています。

2022年伊藤研の活動は、理化学研究所との合同発表会から始まりました。みんな昨年の末から発表準備をしてきましたが、その成果がしっかりと発揮できたのではないでしょうか。昨年はオンライン開催となりましたが、今回は感染が拡大する前に対面で発表ができ本当に良かったです。みんなの発表が無事に終わったので、伊藤先生からバームクーヘンの差し入れを頂きました。早速数回に分けてみんなでご馳走になりました。ありがとうございます。

 

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それにしても昨年の1月とは違い、今年の冬はとても寒く雪がよく降っています。

北陸ほどではないものの、湖北と草津とでは雪の量が比べ物にならないくらい全然違います。そんな草津でも今年は数回積もりました。今回、大学内の雪景色を写真におさめることはできませんでしたが、雪を見ていてなぜ降るのか疑問がわきました。調べてみると、寒いからだけでの理由で降っている訳ではなかったです。

そもそも雪は小さい氷のかたまりでできているので、水分がないと降ることができないそうです。となると上空に雲があることが絶対条件となりますね。(雲は水分でできているため)

だけど、雲がただあるだけでは降らないようです。雪が降るためには色んな条件が重なっているのです。1つは、雲を凍らすほどの冷たい空気が上空にないと雪は降らないということです。確かに天気予報を見ると寒気の影響でと言っています。

次に地上の空気が乾いていると雪になるそうです。実際気温が低くても湿度が高いと雨が降っていますが、雨が降っている時と同じ気温でも湿度が低いと雪に変わっていることがあります。そんな時は本当に空気が冷たく、雪が降る気配を体で感じるくらいです。他にも上空と地上の温度差や気圧など様々な条件や理由があるようですが、私が調べたのはここまでです。もし、気になる方はぜひ続きを調べてみてください。

 

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※バイオリンクの窓からみた雪景色です。

 

今は寒さも辛いですが、それ以上にオミクロン株の感染拡大が何より辛いです。卒業論文の提出期限は着々と迫っているので、いかに感染せず論文作成するかが重要です。伊藤研ではここ2年ほど密集密室を避けるため色々工夫しながら研究活動を行っています。

 

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その成果もあって今のところ誰1人体調を崩すことなく論文作成・実験・研究に励むことができています。健康であることの大切さを痛感しています。これからも油断することなく、みなさん体調管理をしっかり行っていきましょう。そして卒業論文提出・発表日を元気に迎えましょう。

新年に向けて

2021年も終わろうとしています。

一年間、ドライもウエットも研究お疲れ様でした。

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この一年間を振りえると今年もコロナの影響ってすごかったのだなと思います。

56年ぶりにオリンピックを日本で開催できたことや25年ぶりにオリックス・バファローズがリーグ優勝したことや大谷翔平のメジャーでの活躍などスポーツのニュースが多く報道された年だと思います。ただ、デルタ株やオミクロン株といった変異株が新たに報告や新型コロナウイルスの流行による緊急事態宣言といった新型コロナウイルスの影響をまだ強く受けた年でもありました。最近、オミクロン株が市中感染したとニュースで見たので、通学の際は手洗いうがいをきちんとして、気を付けないといけないですね。

伊藤研でも月曜日の進捗報告会や合同発表会がオンライン化や研究室のメンバーでお昼を食べる時でも人数を気にする必要があるなど便利になったこともあれば、不便になったところもあります。来年は、コロナに左右されない年になるといいですね。

 

来年に入れば、1月には伊藤研は神戸で発表会があり、2月には修論や卒論の発表があるなど卒業生にとって学生最後の仕事があります。あと少しで卒業なので、頑張ってください。そして、新しいスタートを切って頑張ってください。

 

また、来年の研究室に入ってくる人はこれからが面白くもあり、大変でもある研究がスタートします。はじめは分からないことが多くて学ぶことが大変だと思いますが頑張ってください。先生や修士の学生に積極的に聞いて早い段階から研究を進めることができるといいですね。

 

そして、来年も伊藤研に残る人は研究を頑張って、国際や国内の学会報告を発表してください。最近では、国内ではありますが現地での学会も開催されているので、コロナも落ち着いているなら海外に行けるといいですね。なかなか、思っても行けないことが多い場所なので。

そして、研究室メンバー以外の研究を聞くことができるし、交流があると思いますので、色々な知識を身につけることができると面白いですし。

 

今日の更新日はクリスマスイブです。

伊藤先生からプレゼントで、お弁当を頂きました。

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本来、みんなで食べたかったのですが

人数制限もあるので色々考慮して、個々で昼ご飯を食べました。

自分はたこ焼きを食べました。おいしかったです。

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伊藤先生、ありがとうございます。

 

伊藤先生、久保田先生

一年間、お世話になりました。

最後に、

健康には気を付けて2021年残りの日を楽しみしましょう。

メリークリスマスとよいお年を。

 

 

 

伊藤研の最近の出来事

11月も終わり、これから12月です。卒論や修論に向けて、研究室のメンバーみんな頑張っています。コロナ渦もあり、イベントが少なかったが11月中に行ったイベントを振り返っていきました。

 

11月15日にオンラインで去年の卒業生による企業説明会と滋賀大との合同発表が同時にありました。まず、久しぶり会いましたが卒業生も元気そうで良かったです。また、滋賀大の中間発表は卒研生にとって初めての外部との発表だったので、緊張の中、発表を頑張っていました。お疲れ様です。次にも研究室以外での発表があるので、これの経験を糧に次も頑張ってください。

 

他のイベントが無かったので、11月に後輩とパソコンの修理を行いました。直すことができたなら結構、スペックや容量など色々と便利であると思ったから。実際に、ドライバーで蓋を外して確認するとほこりがすごかったです。ほこりばっかりで掃除の方が大変でしたね。その後、パソコンの壊れた原因を探る為に、線の抜差しを行って確認作業を行いました。その結果として、電源ボタンに繋いである線の断線が故障原因であると思います。その為、線の交換が必要であると思うので、修理は失敗しました。先程にも申したのですがスペックや容量がいいパソコンなので何とか使える様にしたいのですが残念です。卒業するまでに部屋の大掃除だけでなく、パソコン周りや顕微鏡周りなど精密機械を入念にした方が良いですね。

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12月に入ると伊藤先生と伊藤研の数人のメンバーが「第44回日本分子生物学会」に3日間、参加してきました。今年の参加場所はオンラインではなく、横浜にあるパシフィコ横浜で開催されました。去年や今年の学会の多くがオンラインで開催されている中、現地での参加になりました。パシフィコ横浜はみなとみらいにある大きなMICE施設です。その場で、ポスター発表をしてきました。皆さん、この日の為に研究や発表練習を頑張ってきました。その結果、無事にポスター発表ができたみたいで良かったです。また、企業の最新な機械の紹介ブースや他の研究者の発表など色々な経験ができ、楽しかったようでした。お土産は崎陽軒シウマイでした。伊藤先生、ありがとうございます。発表したメンバーはお疲れ様です。

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12月に入ったと思えば、時間が過ぎるのが早いものです。これからの時期は卒業に向けて卒論や修論を書くことや来年就活する人は準備など皆さんさらに忙しくなる時期になっていきます。皆さん、体調には気を付けて頑張っていきましょう!!

 

伊藤研の秋

11月も中旬に入りました。朝晩の気温と昼間の気温にまだ温度差があるので、何を着て研究室に行こうか迷います。

最近では新型コロナウィルスの感染者数が減少傾向にあり緊急事態宣言も解除されたので、人混みを目にすることが増えました。琵琶湖周辺ではキャンプを楽しんでいる人たちをよく見かけます。確かに天気が良い日の日中は爽やかで過ごしやすいのでキャンプするには打ってつけですよね。

また紅葉が色付き始めたので、昨年とは違い今年は観光名所もにぎわってきました。人混みに行くのはまだ不安がありますが、感染対策を行いながら、自分なりの秋を楽しみたいと思います。

観光と言えばこれから紅葉狩りの季節です。関西の紅葉は10月下旬から12月上旬が見頃だそうです。滋賀では湖東三山、永源寺の紅葉が有名です。特に湖東三山は「日本紅葉名所100選」に選定されており、3つの寺院である「百済寺」「金剛輪寺」「西明寺」の総称です。湖東平野の山裾に直線距離わずか7㎞の間に佇んでいます。またその近くに「永源寺」があります。いずれも燃えるような楓に包まれているそうなので、いつか見に行けたらと思います。

 

近場で言うと、立命館大学内でも紅葉が見頃になってきました。

伊藤研のみんなと観光を兼ねて紅葉狩りしたいところですが、BCPレベルが引き下がり、対面授業が再開したのでTA・ESとして授業に参加するなど、研究以外での活動が活発になってきました。来年はみんなで見に行けるといいですね。

 

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研究以外での活動と言えば、7月下旬からスタートした伊藤研の【ゲノム・タンパク質・SNPならびに健康・長寿・疾患プロジェクト】(GPS-HLD project)のその後についてご紹介します。

10月になり、様々な方たちのお話を聞く機会が沢山ありました。まずはバイオインフォのベンチャー社長のお話です。他の週では院生や卒研生たちの研究を紹介していました。以前はZOOMにて行っていましたが、今では毎週火曜日に学部生たちが研究室に足を運び、線虫についてや研究についての色んな説明を聞いたり話し合っています。

学生が主体となり1つのプロジェクトを創りあげていくというのは、とても素敵なことですね。これからもみんなで協力してプロジェクトを進めていきましょう。

 

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また、来週11月15日の13:00からは「立命館大学滋賀大学合同中間発表」がzoomにて行われます。発表に向けての準備に励んでいます。よい発表ができるよう、時間がある限りみなさん頑張りましょう!