今週の研究室

 中間発表が終わり、あっという間に今年度も半分以上がすぎていることに驚く今日この頃・・・毎日があっという間に過ぎていきます。

 伊藤研では今日から二人の大学院生が、国際学会へ参加するためアメリカへと旅立ちました。

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 出発ぎりぎりまで先生方とディスカッションを重ね、作り上げたポスター。この日を迎えることができて本当によかったと思います。

 研究室では無事に次世代シーケンサーでの読み取りが終わりました。

 

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 ここからは解析をしていくわけですが・・・難しいことばかりで、頭に?が飛んでいる毎日です。もちろんほぼほぼ1人では解決できない?ばかりなので、先生方や学生さんたちにたくさんのことを教えてもらいながら、何とか少しずつ進んでいます。

 研究室にお世話になって思うことは、「できた!」や「わかった!」にたどり着くのはとても大変で時には苦しい時もありますが、小さなことでもわからないことがわかるようになることは、いくつになってもとても嬉しいものです。

 私自身、小学生の息子に「わかった!」の嬉しさを体感ながら成長してほしいと思いますし、中学生や高校生の皆さんにはこの分野はまだまだ解明できていないことが、たくさんある分野なので、興味を持って、解明したいと思ってもらえれば嬉しく思います。

 

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 つい最近までは60億と言われていた人の細胞が現在では37億???日々新しいことが発見され進化していく生命科学の世界!!!

 

 

中間発表

 情報生物学研究室では、毎年滋賀大学と合同で中間発表を行っています。

 

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 16時30分。伊藤先生のはじめの言葉を皮切りにいよいよ中間発表が始まりました。

 

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 この日発表するのは滋賀大学・化学研究室の4回生と立命館大学・情報生物学研究室の4回生6名と大学院2回生の2人です。

 中間発表は学部生は半年、院生は2年半の研究内容を発表するとても大切な場所となります。学部生は6分間、院生は10分間という時間の中で成果を発表することとなります。

 この日発表のない大学院1回生にもきちんと役割があり、司会やタイムキーパーといった仕事をこなします。

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 この半年間、研究は勿論のことそれぞれが一生懸命に作り込んできたパワーポイント!お互いにチェックしたり、先輩に見てもらったり、先生方にアドバイスをいただいたり、そうした学生さんたちの頑張りをまじかで見ていて、それが形になったのを見させていただくと本当によかったと思いました。

 

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 休憩時間に大学同士でそれぞれの研究の意見交換をしたり、お菓子やお茶でほっとしたり。他大学と関わる機会があることはそれだけ研究の幅が広がることに繋がりますし、また、人間関係を広げる意味でも大切な場となるのではないかと思います。

 中間発表も終わり、ほっと一息・・・いえいえ、伊藤研の面々はまだまだ頑張ります!!国際学会や分子生物学会、それぞれの目標に向かって!!!

 

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とりあえず・・・寒いです

 今週はとにかくきゅうに寒くなって、布団から出るのが辛い季節がやってきました。 

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 バタバタとしていたら気付きませんでしたが・・・家のハナミズキ(ずぼらな私は水をやらないので、あんまり花が咲いたところは見たことありません)もきれいに紅葉していました。

 今週は月曜日、島津製作所の方の講演会を聴かせていただくことから1週間がはじまりました。

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 入り口で学生さんたちにアンケートを配布していた事務室の人が知っている人だったなので、冗談で「私も書こうか?」と言うと・・・真顔で「いいです!」と断られました。

 

 先日の油化学セミナーの時にも感じたことですが、生命科学の分野がいかに多くの企業で必要とされているのかを実感することとなりました。

 さて、いよいよ7日の月曜日は滋賀大との中間発表です。

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 4回生の皆さんは初めての本格的な人前での発表の場となるわけですが・・・ここ、数週間、時には4回生同士で、時には先輩に見てもらいながら、最後のボスチェック(こんな言い方ははありませんが私が勝手につけました!)まで、それぞれが頑張った結果をうまく発表できればと・・・思っています。

 

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 私も、これ!NGS(ものすごく高い)頑張ります!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は学園祭です

 今日は立命館大学の学園祭です。さっき学校に来たらたくさんの人であふれかえっていました。懐かしいなと思いながら・・・あのころは若かったとしみじみ。

 

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 研究室に来ると他大学と合同研究をしている学生が大腸菌を育てていました。頑張って育つんだよ!と言いながら写真を撮っておきました。ちなみに先日サラダと間違えて購入した野菜を育てるキッドのサラダも着々と成長しています。

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 大学院生は合同研究に中間発表、国際学会、などなど忙しい合間を縫いながら学部生の発表練習にも付き合ってくれています。24時間を最大限に活かしながら先へ進む彼らを見ていると私も体力と気力と相談しながらではありますが、前に進まなければと、前向きな気持ちにさせてくれます。

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 中間発表まで1週間!時には仲間の力を借りながら、進む毎日です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

油化学関連シンポジウム

 先週の土曜日、油化学関連シンポジウムが行われました。

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 4名の講師の方が講演をされたのですが、幅広い分野のお話を聞くことができてとても有意義な時間を過ごすことができました。

 我が研究室のボス、伊藤先生の講演を聴かせていただくことで、自分の研究室の研究内容を全体像として捕らえることができたのでよかったという思いと、自分が研究の1部に携わらせて頂いているという、感謝とわくわくした気持ちでいっぱいになりました。

 ド素人の私でも楽しめた4つの講義の内容

「油脂からの炭素水素燃料~ドロップインバイオ燃料~」

講師:山根 浩二氏(滋賀県立大学工学部)

 ドロップインバイオ燃料とは

  石油由来燃料と等価な機能を有し、かつ現状の石油インフラと完全な互換性をもつ液体炭化水素のこと

つまり、環境に優しい次世代のエネルギーってことだろう。(たぶん)国内の航空会社は様々な企業や国の機関と協力しながらバイオジェット燃料の開発、運用に取り組んでいるそうです。2020年の東京オリンピックパラリンピックではたくさんの国内外の人々がバイオジェット燃料で空を飛ぶ、旅客機に乗って、東京にやってくる!私が作ったからあげの廃油で飛行機が空を飛ぶ!!!かも

マイクロ波による有機反応~古典的加熱との比較~」

講師:岡田 豊氏(立命館大学生命科学部)

 マイクロ波とは

  電子レンジ等に用いられている電磁波。古典的加熱よりも目的物の収率(同一反応時間での)や選択性が向上する効果が報告されている。

つまり、従来の加熱方法よりも少ない熱量で済むことから、環境に優しく地球温暖化等の環境問題の解決につながるのだろう。(たぶん)多くの研究者が反応速度の向上や反応選択性、純度の向上のため日々研究を進めてくれていることが、我が家の電気代を下げてくれて、家計を助けてくれるんて!オール電化にしてよかった!!!

セントラルドグマではわからない、生体内における油(脂質)の機能」

講師:伊藤 將弘氏(立命館大学生命科学部)

セントラルドグマとは、

  遺伝情報は「DNA→(転写)→mRNA→(翻訳)→タンパク質」の順に伝達されるという、分子生物学の概念である。

2003年にヒトの全ゲノム配列の解読が終了し、まあまあいろいろなことが解決できると思ったら、セントラルドグマには含まれない代謝産物である糖鎖や糖質が従来解かっていた機能以外にも重要な機能を果たすことがわかってきた!しかし、これらにはまだ解明されていないことがたくさんある!!それらのナゾを解き明かすことは病気の解明など、私たちが生きていく上でとても重要なこととなってくる!!!

  

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 そんな夢を乗せて、伊藤研の次世代シーケンサー(超高い!)も動いています。私事ですが、私の分も入っていまして・・・昨晩から動いたことに感動し、(動き始めるところは残念ながら時間の都合上見ることができなかったのですが、研究室の学生から動き始めたよと連絡もらってうれしすぎた!)、朝行くと動いているのが嬉しすぎて、伊藤先生や学生さんたちと、動いてるね、進んでるねと大喜びし、まだまだやることはたくさんあるけど、みなさんの力を借りながら前に進めていることに感謝する毎日です。

現代社会における化粧行為の役割~脳血流を指標としたマッサージやスキンケアの有用性について」

講師:鳥居 宏右氏(株式会社ノエビア

 現代社会における化粧品の役割として、美と健康を通して人生の幸福度を高め外面的にも内面的にも理想の自分になろうとする役割だけではなく、積極性を上げ、安心感を与える、いわゆる「はげみ」や「いやし」との役割があることも一般的に認知されつつある!

つまり、フェイシャルマッサージに行くと心身ともにリラックスすることができ、その後の頑張りにも繋がることになるので、そのような時間を持つことはとても大切なこと!!(これは絶対!たぶんではなく、そうであってほしいという私の願望も含みます)研究結果としてデータが出ているのでは仕方がない!!!自信を持って家計から必要経費として、フェイシャルエステに行くこととしよう!!!

伊藤先生!講師の方が若いころは肌サイクルが28日だったものが、年齢と共に40日ぐらいの周期に落ちていきます。と言われた瞬間に嬉しそうにこっちを見て40日や!っていうのは・・・笑いになったので、よしとしますが。

 いかがでしたか?シンポジウムというと何か難しいもの(もちろん実際難しいこともたくさんありますが)、知らないことを知ることは、自分なりにすこしずつ理解していくことは、楽しいことだということが少しでも伝わればうれしく思います。

 

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最後は、今日1日お疲れ様でしたの乾杯です。

 

 

 

 

 

10月も中旬になり

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 10月も中旬になり、伊藤研では日々ピーマンを焼いています・・・ではなく、中間発表や学会発表など、いろいろな発表が近づくにつれいい意味で、緊張感が高まって来ています。

 

 

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 DRY班は日々パソコンに向かいながら、発表練習を行う日々。

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 Wet班は実験スケジュールを組み、実験に勤しむ日々を送っています。

 研究室ではプログラムを組んだり、実験をしたりと、個人で行うことも多々ありますが、1人で進めるのは難しいことなので、やはり研究室全体の信頼関係や、雰囲気はとても大切なものになってきます。相談しやすい雰囲気、話し合いが持ちやすい雰囲気を作ることは、研究の成功にも繋がっていくのだと思います。

 それは社会に出てからも同じことで、1人の力ではどうにもならないことでも、人間関係をきちんと築くことが、円滑に仕事を進めていく上で重要なことの1つとなってくるのではないかと思います。

 伊藤研での日々は社会に出た時に役立つ要素がたくさんあります。そのことに彼らが現時点で気付いているのか否かは個人差があるかもしれませんが、社会に出たときには必ず役に立つだろうとちょっと、いやだいぶ?前に大学を卒業した私は思うのでした。私の場合は卒論は週に1回、2コマぐらいだったので、社会に出る前にこのような機会を持てることはとても有意義な時間だと思います。

 私も手探り状態ながら、目標に向かってがんばらなければと思っています。勿論、先生方をはじめ、学生さんたちに助けてもらいながらですが・・・伊藤先生のおっしゃるしんどい中にも楽しい!と思う気持ちを忘れずに頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

8月9月、お誕生日会&オープン研究室

 10月に入ってもまだまだ暑い日が続きます。先週の土曜日は息子の運動会で、息子はリレーのアンカーでした。当日まで、わざと親には黙っていたようで・・・結果はともかくとてもうれしかったです。という息子自慢はさておき

 

 伊藤研では2ヶ月に1度ゼミの時にお誕生会を行っています。4回生が中心となり、ケーキや飲み物の用意をしてくれます。

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 今回はわれらがボス、伊藤先生の誕生日も含まれていました。他3名、暑い時に産んでくれたお母さんに感謝してよ!!などと思ってしまう私なのでした。今回のゼミは夏休みの研究結果を報告するものだったので、みんな大変な中、用意してくれて本当に感謝します。

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 左の写真のように普段は個人個人で研究を進めているのですが、進捗報告や、学会発表の前には右の写真のように、お互いの発表内容の練習をするだけではなく、よりよい方向へ持っていくことができるように話し合いながら進めていきます。後期に入り、中間発表や、学会などそれぞれの目標に向かって、先生方に助けて頂きながら日々、進んでいく学生たちを見ていると、私も頑張らねばと思う毎日を過ごさせて頂いています。

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 今週は3回生向けのオープン研究室も開催されています。たくさんの3回生が見学にきてくれました。が・・・写真を撮り忘れていまして。1枚しか撮っていませんでした。

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 いつもは先輩方に教えてもらっている立場の4回生たちが、親身になって後輩たちの質問に答えています。

 オープン卒研!まだ伊藤研に来ていない人はぜひ一度足を運んでもらえればと思います!!!