伊藤研の夏休み行事

 お盆が過ぎてもまだまだ暑い日が続きます。伊藤研ではこの夏2つのイベントがありました。

 

8月10日 18時~ 前期打ち上げ

 この日は前期最後の進捗報告をしました。就職活動の関係でプロポーサルがまだの人もいたので朝10時に開始です。さてさて18時に間に合うのか?しかし前期のみんなの成果を発表する場です。もちろん手を抜くわけにはいきません。院生たちの発表はやはり内容が濃く、先生方が追求するレベルも高く、プレゼンの仕方にもどこか余裕と自信があり、人前に立つだけでどきどきしていまう私としては若いのにすごいな~と尊敬するばかりです。学生のうちにこのような能力がきちんと身に付いていることは、社会にでたら本当に役立つなと痛感しています。

 昼休憩この日は皆で食堂に行きました。

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 昼休憩も終わり、さて続きを、と思いきや・・・伊藤先生会議です・・・。ご苦労様です。とりあえず会議が終わるまで待機です。お店の予約の都合上、一旦この日は途中で切り上げ。続きは後日となりました。残りの人の発表は19日です。私も・・・どきどきの延長は何だか複雑な気分になりました。

いろいろありましたが、とにかく打ち上げです。

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 日本酒が大好きな伊藤先生と、某生徒!私も好きなのですが、次の日に堪えるので、焼酎にしておきます。

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ジョッキ?いえピッチャーです!!かれが持つとジョッキに見えてしまうのは私だけでしょうか?

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 皆様、夏休みあけも頑張りましょう!

 

8月19日 10時~ ゼミ(続き)

 さて、今日はバーベキュー予定の伊藤研!!しかし、前期の締めの進捗報告が残っています。10時集合で頑張ります。一生懸命頑張った後のお肉は絶対においしいはずです。頭をフル回転させてがんばります。ちなみに私は相変わらず人前で話すことにドキドキする日々です。これも慣れだと言い聞かせ、いつか緊張せずに発表できればいいなと学生たちから遅れること十数年、今からっだって遅くない!と自分に言い聞かせています。14時すぎ。全ての報告が無事に終了しました。課題は山済みではあるものの、何とか自分の発表もできたので、とりあえずはお肉食べます。

 買出しや、準備も終わり17時・・・お肉美味しい。焼いてはなくなり焼いてはなくなり・・・そして、野菜よりも明らかに早いペースでお肉がどんどん減っていきます。

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 開始直後にお肉が焼けるのが待ちきれず、なぜか鰹のたたきを食べている人もいましたが・・・買出し当番に便乗して、スーパーでコロッケを買ってしまった私は何も言えません。運転したし許して下さいということで。

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  少し遅めに始まった、バーベキュー。しかし結果的には琵琶湖の風が気持ちよく、日が沈むところと琵琶湖の対岸の夜景も見れて、とても快適なバーベキューとなりました。うーん。朝思ったとおり、待ちに待ったお肉はおいしかったです。

 最後に会議等、お忙しくて残念ながら参加できなかった伊藤先生、次は行きましょうね。炭を砕いたり、火熾しを手伝っていただいたり、片付けの時には、車のライトを付けてくださったり、学生たちと一緒になって動いていただいた小島先生。本当にありがとうございました。

 どうでもいい情報ですが、次の日私は昼にバーベキューをして、夜にラーメンを食べに行き、花火もしました。

 後期、ここから中間発表や学会などやるべきことが目白押し!ですが、伊藤研は頼れる先生方とみんなで乗り越えて行きたいと思っています。私もがんばらねば。とりあえず、息子の自由研究です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 情報生物学研究室 ドライ班

 情報生物学研究室にはドライ班とウエット班があります。

私もそうでしたが、一般的に研究室というとこういうイメージが浮かびませんか?

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 私も含めウエット班はご想像通りの毎日を送っているわけですが・・・

今日はドライ班の日常を書いてみたいと思います。ドライ班はパソコンを使って解析をしたり、プログラムを書いたりしています。

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 この内容を聞いて、思い出す職業はありませんか?そうです。SE(システムエンジニア)です。実際研究室の卒業生にもそのような道に進む人はたくさんいます。昨年の卒業生でSEになった人に仕事の内容を聞いてみると・・・

 プログラムを組むだけではなく、あ客様のニーズに合ったものを作り上げていくため、プレゼンをしたりディスカッションをしたり、そのような能力があるのかも問われるそうです。情報生物学研究室では卒論や修論の発表に向けてはもちろん、学会や他大学との合同発表などこのような能力を磨くたくさんの機会があります。また、長い時間を1つのコミュニティーで過ごすことで、円滑な対人関係の進め方や何かがあった時の問題解決能力やコミュニケーション能力などを身に付けることができます。

 現代では、さまざまな研究が世界中で行われており、その膨大な実験結果を使ってシュミレーションをコンピュータ上で行うことがより早く研究を進めることにつながります。多くの人は研究というとウェット班が行っていることを想像すると思いますが、ドライ班のような研究も盛んに行われています。今回はそのことを知ってもらえたら嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

学会に行くお話し

 情報生物学研究室では大学院生を中心に学会でポスター発表をする機会があります。

国内はもちろん海外の学会に出席することもあります。

 

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 2016年線虫神経私物国際集会・名古屋大学神経回路国際シンポジウム合同集会。

今この学会に行っている学生がいるのですが・・・広報用に写真送ってねというと3枚の写真が送られてきました。

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1枚目は何となくわかります。でも・・・2枚目・3枚目がナゾすぎます。でもせっかく送ってくれたので感謝して使用させていただきます。が、これでは彼が何をしに名古屋まで行ったのか伝わりにくいと思いますので、ポスターの写真送ってと言うと

 

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 ちゃんとあるではありませんか!!今回の学会は国内で開催されたのですが、日本で開催されるからといって、必ずしも日本語でよいわけではなく、英語での発表が義務付けられている場合も多々あります。

 

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 先日英語が得意な留学生と共に英語でのポスター作りに励む彼の姿がありました。このように協力できるところは協力して、個人で頑張るべきところは頑張って、そしてその両方が合わさって結果に繋がっていく。

 学会に行くということは、学生たちにとって単に研究発表をする場所というだけでなく、社会に出た時にとても役立つ経験になると思いますし、1人の学生が学会に行くために先生方や仲間のたくさんのサポートが必要だと理解することはとても大切なことだと思います。

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 日本分子生物学会。情報生物学研究室では毎年数名がこの学会でポスター発表をします。アブスト(要旨)提出締切まであと少し。

 

 

 

 

 

夏休み

 梅雨も明け、暑い毎日が続く今日この頃。こうも暑いと夏バテしても仕方がない気がしますが・・・私は食欲もお酒の美味しさも何一つ変わりません。夏に食べれなくなったことがありません。一度でいいので「食欲がなくて・・・」と言ってみたいところですが、今すぐからあげでも焼肉でも食べたいぐらいです。

 さて、試験期間が終われば大学も長い夏休みに入ります。夏休みは大学でいろいろな体験学習やオープンキャンパスが開かれる時期でもあります。

 情報生物学研空室では、8月6.7日のオープンキャンパスに研究室を開放します。理科や生命科学に興味のある人はもちろん、研究室ってどんなところだろう?という興味でも大学ってどんなところだろうという興味でもとにかく実際に少しでも多くの人に体験してもらえたら、うれしく思います。頭の中でいろいろと考えたり、インターネットで検索してみたり、勿論それもとても大切なことだとは思いますが、実際に目で見て自分で感じること、行動すること、それは簡単なようでなかなか難しいことかもしれません。でも具体的ではなくても大学に進学する気持ちが少しでもあるなら、少しの行動が今後とても役に立つ時があるかもしれません。

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 8月26日には生命情報学科体験実習もあります。こちらもよろしければぜひ!!

もうすぐ夏休みです

 夏休みです。学生たちはその前にテストがありますが・・・頑張れ!

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私の目下の悩みは、息子の夏休みの昼ごはん作りです。どうしよう・・・まあ、何とかなります。昨日息子が小学校の図書館で「いのちのひみつ」という本を借りてきました。私が家に帰って研究室の様子を話すことで、息子なりに興味を持ってくれて本当にうれしく思いました。「人の体の中はどうなっているのだろう?何で手は動くの?細胞って?DNAって?塩基って?」少しづつ興味を持って、楽しんでいる姿を見ると勉強をやらされるのではなく興味のあることの疑問を解いていくには、他分野の多くの知識や読解力、語学力いろいろなことが必要になってくるわけですから、自分の疑問を解いていくために、楽しんで勉強をしていってくれればいいなと思いました。

 とはいうものの学生時代に勉強を少々サボっていた私はほんの少しの英文を訳すのにも時間がかかり嫌だーとなっているので、息子に偉そうなことは言えません。心の中では、こうならないように勉強しいやと思っています。息子に「ママは勉強頑張った?」と聞かれた時は「まあまあ・・・」と答えることにしています。

 

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  「考える頭を作ること。楽しむこと」これは私が伊藤先生よく言われていることなのですが、まさしくそれを実行しているなと思う出来事がありました。 

 ある就職試験の集団面接で「割り箸20本と輪ゴム(数制限なし)を使用して5人1組、3分間で自立したタワーを作成してください」というものがあったそうです。面接では苦戦するチームも多かったそうですが、彼は何と昼休憩に1人でさらっとやってのけたのです。すごい!!まさしく考える頭と楽しむ気持ち。

 いくつになっても忘れたくないものです!!!

 

 

線虫のえさ作り

 今週のWet班はえさ作りと線虫育てにてんやわんやの1週間でした。

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情報生物学研究室では、線虫を使って実験を行っています。先月までは実験も含め先生や先輩方にいろいろなことを教わり、練習をしてきたわけですが・・・

 今月からはそれぞれが実験に使う線虫を育て、自分が見たい発生段階の試料を回収する作業が本格的に始まりました。これが思っていたよりも難しい。人間も成長に個人差があるように、なかなか計算通りに成長してくれなかったり、数が増えなかったり。しかし、どうすればいいのか、どう進めればいいのか、皆の力をたくさん借りながらいろいろなことを考えることはとても楽しい日々でもあります。

 私は小学生の息子がいるごくごく普通の主婦なのですが、今まで40年近く全く知らなかった新しい世界にいることが、とても不思議でとてもありがたく思っています。これから将来を考えようとしている日本の若い人たちが1人でも多くこの世界に興味を持ってくれて、私が思ったような楽しい!を実感してくれればいいなと思います。

 この研究室にきて私はいつも伊藤先生や小島先生、学生の皆さんに助けていただいています。えさ作りや、試薬作り、実験器具の洗い物(えさ作り3日目には5Lフラスコ6個を含め大量の洗い物が)などなど私の当番の時でもWet班の皆はそれぞれやらなければいけないことはたくさんあるはずなのに、嫌な顔1つせせずに手伝ってくれて、フォローしてくれます。私もできることは少ないけれど、少しは皆の役に立てるようにと思いながら日々過ごしています。

 さて、線虫が育っているか見てきます。

 

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おたふく風邪から得たもの

 水曜日、朝起きると子供の顔がまん丸に!そうです!!明らかにおたふく風邪でした。今は小学3年生なので、だいぶ顔もすっきりしてきましたが、小さなころのぷっくりほっぺたを思い出して、何かかわいいと思ってしまいました。息子に伝えるとまんざらでも無い様子です。とは言え朝から病院に行き、母にきてもらい・・・

研究室の皆さんには何かとご迷惑をお掛けすることになるわけでして。

 朝、研究室の連絡メールをしましたところ、伊藤先生には「来なくてよろしい」と暖かいお言葉をいただき、とても気持ちが軽くなりました。

 私も含めWet班(実験班)は今、自分たちが研究するテーマの線虫(C.elegans)をいくつかの方法で培養したり、保存したりする時期です。そんな中、私のおたふく風邪騒動メールを読んだ学生が、今日やっておくことはありますか?と聞いてくれました。みんな自分のことだけも大変なのに本当にありがたいことだと思いました。

 またこの日は1回生の研究室見学があったのですが、広報用にと写真をとっておいてくれる人もいました。

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 勿論、ど素人の私は日々、いろいろな意味で皆さんに助けてもらっているのですが、この日は特に研究室の皆さんのやさしさを感じることができる幸せな1日となりました。そして私自身も1つずつできることを増やして、誰かに何かがあった時には、お手伝いできるようにしていかなければと改めて思いました。もちろんできる限り自分でできることは自分でしていきたいとは思います。

 今日までの3日間、ほっぺたぷっくりの息子はというと・・・元気が有り余っています。父と母が交代で見てくれているのですが、元気すぎてびっくりしています。

 伊藤先生も何かあったらすぐ帰っていいからと言ってくださいます。

 

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息子も、研究室の息子たち(学生)も、線虫も、アボガドも、いろいろあるけどみんながんばって育つんだよ!と思う今日この頃です。

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 私はできる限り自分のことは自分でする。などという小学生の息子に笑われそうな目標を立ててしまう1週間となりました。

 日々、計画を立て目標に向かって少しでも近づけるように、来週も頑張ります!