シカゴ!

 アメリカのシカゴ開催された26th Intelligent System for Molecular Biology (ISMB)という国際学会に参加しました。私は今回で2回目の国際学会でしたが、英語で発表するということで準備をしっかり行い学会に参加しました。今回は、学会で得た経験やシカゴでの生活について紹介します。

 

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(学会のパンフレット) 

 

 まずは、伊丹空港から飛行機に乗りました。飛行機には12時間くらい乗っていましたが、食事をしたり映画をみたりリラックスして過ごせました。

 

シカゴ/オヘア空港に着いてからは、電車で宿泊するホテルに行き、そこから学会会場であるHyatt Regacy Chicagoには歩いて行きました。シカゴには電車もバスも複数の路線があり複雑であることや、電車やバスの乗り方が日本とは異なることから移動には少し苦労しました。シカゴは湖に面しており、街中と湖の近くで雰囲気が異なっていました。学会の合間にシカゴを散策している時間も有意義な時間でした。

 

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(シカゴの街)

 

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(ミシガン湖沿いのシカゴ)

  

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(学会会場となったHyatt Regacy Chicago)

 

 学会では、生命現象を理解するためのコンピューターを用いた数学的解析、統計的解析、ビッグデータ解析に関する様々な口頭発表やポスター発表などが行われました。英語での発表は聞き取ることが難しく理解するのに苦労しましたが、質問をすることでだいたいの内容は理解できたと思います。発表にはユーモアがあり会場からは笑いが起こっていました。日本の学会とは違った雰囲気でした。

 

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(学会会場内)

 

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(ポスター発表)

 

 その中でも特に私が興味を持った分野は、私も行っているRNA-Seq解析という生体内で機能している遺伝子を網羅的に解析する手法です。ヒトなどの多くの生物では、生体内で数万以上もの遺伝子が機能しており、それらをヒトが理解することは難しいです。そこで、数学、統計学ビッグデータ解析といった分野を組み合わせた新しい手法を多くの人が開発して、それらを用いることで複雑な遺伝子の機能の理解を目指していました。

 

 アメリカにいって日本語が通じない環境で生活するのは、少し大変でしたがいい経験になりました。また、様々な研究者の発表を聞たり議論することで新しい知識に触れることで、研究に対するモチベーションが更にあがりました。今回の学会から得た知識や経験を今後の研究に活かしたいと思います。(O.Y)