理研・大阪電通大・立命館大合同発表会

 去年の12/27(水)に理研・大阪電通大立命館大で合同発表会を行いました。昨年は理研立命館大での合同発表会でしたが、今年からは大阪電通大も加わり23名の研究者や学生が発表しました。学生にとっては、普段は関わることのない研究者の前で発表したり、アドバイスをいただけたりとても貴重な経験になりました。

 

 今回の発表会は、兵庫のポートアイランドにある理研の多細胞システム形成研究センターで行われました。ここでは、ヒトなどの多くの細胞から体が形成される多細胞生物がどのような成り立ちをしているかを研究しているそうです。理研という日本でも有数の研究機関で発表するということでとても緊張しました。

 

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 今回、伊藤研からは学部生9名、院生5名、博士1名が発表を行いました。学部生は大学以外で発表する機会はほとんどないため、不安に感じている人も多くいました。しかし、分子生物学会でポスター発表をした学部生を中心に、普段からお互いの研究について議論したり、発表練習をすることで今回の発表会に向けて研究をしていました。さらに、先生や先輩に発表を見てもらい、スライドの作り方や話し方について教えてもらい発表のための準備を行っていました。院生は、国内の学会だけではなく国際学会にも参加していますが、口頭発表の機会は少ないため充分に準備をして発表会に臨みました。口頭発表は時間が決まっているため、自分が伝えたい内容を分かりやすく時間内に伝える難しさを感じました。

 

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 発表会の当日は、先生からの挨拶で始まりました。そこでは、学生に研究者の前で発表しアドバイスをいただく機会や、大学以外の最先端の研究機関に訪問する機会はとても貴重な経験であるというお話をされたのが印象に残っています。今回のような機会を提供して下さった先生方に感謝したいと思います。

 

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 発表は、みんな今までの研究成果を分かりやすく発表できていました。学部生は10月に大学で行われた中間発表のときと比べるとかなり発表が上手くなっていて、質問にもしっかり答えられていたので成長を感じました。院生や博士は、理研や大阪電通大の人と議論をすることで、今後の研究の方針についてのアドバイスをいただけました。

 

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 発表会の後には懇親会がありました。そこでは、発表会では議論仕切れなかった研究についてや、普段の理研での研究生活についてなどお話をすることができました。

 

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 今回の発表会までに研究をまとめたり、発表の準備をしたり、研究室のみなさんお疲れ様でした。これからも大学で研究を続ける学生にとっても、就職する学生にとってもとても貴重な経験になりました。この経験を生かして2018年は、新たな気持ちで研究に向き合っていきたいと思います。