明けましておめでとうございます

 今年は始まったばかりですが、修士論文卒業論文の提出が近づいてきました。気温もぐんと低くなり、体調を崩しやすい季節ではありますが、健康管理には充分気を付けながら、先生方と学生さん達と頑張っていきたいと思います。

 ご挨拶はほどほどに・・・伊藤研は昨年末大きな行事がありました。その日が2016年最後の出勤日でしたので、今日はその出来事についてお話させていただきます。

 12月26日、合同発表のため神戸にある理化学研究所 多細胞システムセンター(CDB)へ行ってきました。

 

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 お昼過ぎ、JR三宮の東口で待ち合わせして、ポートライナーに乗り、理研へむかいます。ここで、なぜ我々の研究室が理研で発表することになったのかと申しますと・・・

 伊藤先生の古くからのご友人が理研の発生動態研究チームのリーダーをされていて、若い学生達にとってとてもすばらしい経験になることを理解して下さり、このような機会を持つことができたというわけなのです。

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 とはいうものの、学生(特に学部生)は緊張で固くなっています。私自身、少し前、学会でポスター発表をする際に緊張のあまり学生さん達に「この世の末みたいな顔してますけど・・・」と言われたので、気持ちはよくわかります。

 この日、私自身の仕事は広報活動のみだと思っていたのですが・・・突然司会をすることに。演題と名前を言う、それだけのことなのですがすごく緊張しました。特に・・・英語の演題を言うことに緊張してしまい、何を言っているのか自分でわからなくなった挙句、「何々さんよろしくお願いします」と言わなければいけないところを、普段の呼び方のあだ名で言ってしまうという大失態を。何が言いたいかといいますと、やはり経験は大事です。次は落ち着いてできるように。一度の失敗でめげることなく機会があればまた頑張りたいと思います。

 

 さて、私の話はともかく、予定時刻の13:00、合同発表会が始まりました。学部生は発表7分質疑5分・院生と理研の方は発表10分質疑5分です。

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 まずは理化学研究所 生命システム研究センター 発生動態研究チーム 

チームリーダーの大浪修一先生にはじめのお言葉いただきました。「緊張するとは思いますが、気負うことなく、どんどん議論していきましょう」という暖かいお言葉に少し緊張がほぐれたかな?パワーポイントの準備を整えて、いよいよ発表がはじまりました。

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  何度も何度も練習してお互いに聴きあって、修正して、そうしてできあっがたものを側でみせてもらうとやはり感動するものです。質疑応答では理研の方達の質問にも自分達のできる限りの範囲できちんと応え、今後の課題を見つけていこうとする。その思いが伝わってきました。

 休憩時間には和やかな場面もたくさん。

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 発表の内容について理研の方に個人的に質問してみたり、研究内容についての意見交換をしたり、もちろん雑談も。はじめて会った年上の方々と共通の話題を介してスムーズにコミュニケーションをとる力。もっと言えば、共通の話題をコミュニケーションの中で自分から探し出し、人と話すことのできる能力。これは本当に大切なことだと思いますし、なるべく若いうちにたくさん経験しておくほうがいいと思いますので、そのような観点からも、とてもいい機会だと思いました。

 

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 合同発表会終了後は、施設見学をさせていただきました。顕微鏡1つとっても様々な種類があったり、サーバー室にはたくさんのサーバーが並び、温度管理も一定に保たれていて、圧巻でした。しかしソファーといすが置いてあるとてもリラックスした空間もあり、このような空間で話す時間もとても大切なのだと話されていました。白いソファーがって、おしゃれな本棚のある、少し天井の高いリラックスできそうな空間を思い描いてみてくださいね。

 その後は、三宮に移動し、イタリアンで懇親会が行われました。学生さんにとって長く大変な1日であったことは間違いありませんが、それ以上に皆が何かを得られた、やりきった、という自信のある表情がとても印象的でした。

 今年もたくさんの経験をしながら先生方、学生さんたちと共に大変だけど頑張れる、笑顔でいれる日々を送れるように、日々精進していきたいと思います。