リン化合物討論会

 今回は京都で開催されたリン化合物討論会について小島先生にお話を伺いました。

リン化合物討論会とは隔年で開催される小規模の討論会で、リン酸を含む化合物に関する研究者が会して研究発表および交流を行う場です。

 今回は第5回リン化合物討論会。

もともとは化学物質としては珍しく炭素原子(C)とリン原子(P)が直接結合したC-P結合を有する物質(ホスホノ化合物、C-P化合物)に関する研究発表・交流会として存在したC-P化合物研究会が母体で、5回前からC-P化合物に限定せず幅広くリン化合物を対象とした会に変更された。C-P化合物研究会として数えると今回で第32回。

 リン化合物には、核酸、タンパク質のシグナル伝達、翻訳後修飾、リン脂質など幅広い生体物質が含まれ、活性を調べる研究から化学合成の研究までも含まれるため、日常的な学会活動では会うことのない研究者と交流ができ、ユニークな視点からの議論や刺激を得ることができる。

 今回伊藤研からは伊藤先生・小島先生・藤井君・牛田君が参加しました。