オープン卒研と日々の研究

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オープン卒研期間も終わり、三回生は研究室が決定する頃です。

今回は伊藤研の一週間の生活に密着しました。

伊藤研では毎週月曜日はセミナーが開催されます。

ここで一週間の研究の進捗報告が行われます。

セミナーの後は研究室の掃除です。

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研究室の掃除は四回生の仕事です。

いつも掃除ありがとう!

 

次はwet班の実験を紹介します。

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wet班は線虫というモデル生物を使って遺伝子の機能を研究しています。

線虫の卵を培養し

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画像を顕微鏡からスクリーンに映して観察します。

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機能の分かっていない遺伝子を欠損させた卵と正常の卵を比べることで、その遺伝子が線虫に及ぼす影響を知ることが出来ます。

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上の画像は実験器具を洗う機械の洗浄です。実験器具のメンテナンスもwet班の仕事です。

 

続いでドライ班です。ドライ班は進化解析をする人もいれば遺伝子解析解析ツールを作成している人もいて、各々異なった作業をしています。

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しかし、そこで重要なのが周りとのディスカッションです。

ディスカッションを行うことで自分のテーマを広く見つめ、新たな発見に繋げることが非常に大切になってきます。

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研究中やお昼ご飯時に研究のディスカッションをすることが良くあります。

周りと協力しあって研究していくことで、協調性やコミュニケーション能力の向上にも役立っています。

 

以上で今回の紹介は終わります。

どんな三回生が入ってくるのか楽しみにしながら待っています。

一緒に研究頑張りましょう!。

留学生について

 9月末にインドネシアからの留学生が来ました。昼には一緒にご飯を食べたり、雑談したり、研究室にも徐々に馴染んできています。今週の情報生物学討論会では、留学生が大学院生のときに行っていた研究について発表してくれました。今回は情報生物学討論会について書きます。

 

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 情報生物学討論会は、本研究室で月に2回開かれています。今回で7回目となり、本研究室の先生や学生が発表を行っています。毎回パネラーとして国立遺伝学研究所の名誉教授である西川建先生を招いて、アドバイスをもらっています。

 

 研究室の前のロッカーには、私たちが作った広報用のポスターが貼ってあります。今後は、10/17(火)と11/7(火)に行われることが予定されています。今回のポスターと今後のポスターの写真を載せておきます。興味のある方は、是非ご参加下さい。

 

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 今回のテーマは、"Phylogenetic relationships of Limnonectes kuhlii complex in Java and Sumatra island based on 12S rRNA, tRNA and 16S rRNA"です。インドネシアにおけるLimnonectes kuhliiというカエルの進化解析です。12S rRNA、tRNA、16S rRNAという3つのRNA配列が進化的にどれだけ保存されているかを解析していました。

 

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 発表は英語で行われたため少し難しかったですが、頑張ってなんとか理解することが出来たと思います。

 

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 今回の情報生物学討論会で、口頭発表だと英語を理解するのがまだまだ難しいと思いました。次に私が参加する学会では、英語でポスターを作り、英語での口頭発表も多いので、論文を読んだりして英語を少しでも理解出来るようにしたいと思います。

(O.Y)

 

 

後期セメスター開始

今週はついに夏季休暇期間が終わり,後期の講義が始まりました.それに伴って,屋台やお弁当屋がまた来るようになったので,お昼が楽になりました.ただ一番人気のあったお弁当屋さんが来なくなってしまったので,少し残念です.

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また,伊藤先生が大阪王将の餃子を沢山差し入れてくれました.せっかくなので,留学生にも餃子を食べてもらおうと餃子パーティーを開催しました.

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急遽開催したこともあって器がなくて紙コップを使ったりしましたが,留学生は「おいしかった」といってくれたので良かったです.

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餃子以外にも,交流を兼ねて留学生にいろいろなものを試してもらっていました.

例えば,M1の一人が持ってきていた甘酒を飲んでもらったり,

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スパイシーなものが好きとのことだったので,辛いお菓子としてカラムーチョを紹介したり,実際に買ってきて一緒に食べたりしていました.

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カラムーチョを食べるときには,さらにデスソースを塗って食べていたので,すごく辛そうでした.

もちろん研究に関することもやっています.

B4はあと一か月で中間発表があるので,データの解析に入っていて,M1は解析ツールやその使い方を教えたりしています.またツールの結果がおかしかったりすると,確認してもいます.

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この写真の時は,ツールに放り込むデータ自体に問題があったので,何が問題なのか説明していました.

 

またM1は12月まで発表がないので,進捗状況をこれまでの結果と併せて教授に見ていただいているのですが,それ用のスライドを作って,ほかのM1やM2に見てもらうなどの準備もしていました.

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来週の火曜日以降は各講義のガイダンスも終わり,本格的に講義が始まります.TA・ESだけでなく各自受講している講義もあるので,落としたりしないよう頑張っていきたいと思います.

(N.Y)

食旅 in 済州島

8月26日から9月1日にかけて済州島へ行ってまいりました。

日本では味わえない様々な珍味?を食べてきたので紹介していきます。

まずはこちら

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最初からいきなりインパクトが強いです。

これは韓国のソーセージで、動物の腸に肉と野菜を詰め込んだものになります。

見た目にはなかなかインパクトがありますが味は素朴で意外とイケます。

辛子味噌をつけるとgoodです。

 

お次はこちら

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韓国と言えばやっぱりビビンバです。このビビンバにお冷と一緒についてくるキムチをのせていただきました。

やはり本場のビビンバはおいしい!

お米も日本のものに比べて水分が少なく、ビビンバに合うようになっています。

次は韓国風中華料理です。

 

まずはこちら

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やはりお冷と一緒にカクテキや白菜キムチが登場します。

こちらは韓国風酢豚です。日本で見る酢豚とは似ても似つかぬ見た目です。

揚げた豚肉に甘酸っぱいソースがかかっています。

何個でもいけてしまいます。

 

お次はこちら

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上が韓国風ジャージャー麺、下がチャーハンです。

カレーのように盛り付けられたこの黒いソースがとてもおいしかったです。

辛さは全くなく、野菜と肉のうまみが凝縮されています。

ジャージャー麺が私の一番のお気に入りです。

 

お次も変わり種です。

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一見ただのピザに見えますが、このピザは蜂蜜をつけて食べるのだそうです。

最初は抵抗がありましたが試しに一口食べると案外合います。

 

次は定番です。

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韓国と言えばチヂミとチゲ鍋!

本場のチヂミはとても大きくて食べごたえがありました。

チゲ鍋はもう見たまんまです。

おいしかったです。

このチゲ鍋には袋ラーメンがついてくるのですがこの袋ラーメンは入れ放題、さらに汁も継ぎ足し放題で非常にボリューミーでした。

 

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チゲ鍋のお供に出てきたこちらは日本でいうおでんだそうです。

淡泊な味わいでチゲ鍋とよく合います。

次は済州島の名物です。

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済州島は太刀魚が非常に有名です。

市場のおじさんがまけてくれたので太刀魚のお刺身を購入しました。

脂がのっていて新鮮で非常においしかったです。

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豚肉も名産品の一つです。

意外ととんかつがメニューに載っていることが多くありました。

普段食べないものをたくさん食べたので。とんかつは安心する味でした。

 

次はインスタント食品シリーズです。

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上から順にカップ焼きそばのようなもの、ジャージャー麺、リゾットです。

一つ目と三つ目は非常に辛かったです。

朝はインスタントを良く食べていたのですが、朝から汗と鼻水が止まりません。

ジャージャー麺は中華屋さんの味が忘れられず購入しました。

最後になりましたが、学会で開かれた懇親会の料理を一応掲載しておきます。

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基本的にはビュッフェ形式で様々な国の料理が楽しめました。

また、韓国のお酒マッコリやソジュもいただきました。

 

つらつらと食れぽをさせていただきました6泊7日の済州の旅、いろいろな料理を体験でき、非常に充実しておりました。

またどこかの国の食れぽが出来ればと思います。

ここまで見て下さった方、お付き合い有難うございました。

留学生歓迎!!!

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前期期間の進捗報告会が行われました。朝のうちに資料をみんなで用意している様子です。先生方や生徒間で議論する報告会は非常に有意義です。

また、インドネシアから新しく留学生が研究室にやってきました。

 

f:id:jyouhou-seibutugaku:20170928182954j:plainたどたどしい英語でみんなで大いに盛り上がりました。

留学生も研究室になじめたようでとてもうれしく思います。

 

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また、M1の中間発表も開催されました。

生命科学部の学部生や院生、先生方から様々な意見をいただくことが出来ました。

 

発表は学会で非常に鍛えられていますので、

非常にスムーズな発表が出来ました。

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このように活発な議論が行われています。

生命科学のテーマは非常に多岐にわたっているので、様々な切り口から意見をいただくことが出来、研究の参考になりました。

これからの研究も頑張ろうと思います。

 

留学生を迎え、研究室のメンバーも増えたので、近々またこのメンバーで

体育館にてスポーツでもしようかと考えております。

何をするかはまだ決まっていませんが他研究室の方も是非ご参加ください。

 

糖質国際学会Glyco24

韓国の済州島にて、糖質の国際学会『Glyco24』が8月27日から9月1日に開催されました。

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私たちの研究室からは糖質の研究を行っているM2が一名とM1が一名ポスター発表を行いました。

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会場内はとても天井が高く、広々としています。国際学会初参加のM1は会場を見て緊張が高まっていました。

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我々が発表を行うポスター会場はこんな感じです。非常に多くのポスターが張り出されています。

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これがわれわれのポスターです。英語でちゃんと理解してもらえるように作り込みは万全です。

ちなみに口頭発表の会場はこんな感じになっています。

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ここで糖質関連の演題が発表され、研究者らによって熱い議論が交わされていました。

我々もしっかり議論してきました。

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M2の先輩は慣れた様子で議論を交わしており、M1の見本となるような発表でした。

M1もしどろもどろになりながらも、なんとか発表を無事終えることが出来ました。

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発表の後は懇親会が開かれました。豪華な会場でのビュッフェ形式のディナーです。

緊張でご飯がのどに通らないかと思いきや、がっつりお腹いっぱい食べました。

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長いようで短かったGlyco24ですが、英語での発表、議論や世界の糖鎖研究の第一人者のかたの発表を聞くことが出来、非常に有意義にすごすことが出来ました。

国際学会に参加させてくださり、準備を手伝ってくださった先生方や研究室メンバーに心からお礼申し上げます。

 

稀少疾患シンポジウム

 9/9(土)に第三回稀少疾患シンポジウムが開催されました。62名の方々にご参加頂き、稀少疾患に関する情報共有や議論が行われました。立命館グローバル・イノベーション研究機構の内川治先生、京都大学院医学研究科の堀部智久先生からのご講演、教員や学生によるポスター発表、懇親会が行われました。

 

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 まず、講演についてです。内川先生からは、"自然な眠りを誘う世界初の睡眠薬ロゼレムはどうやって生まれたか?~舞台裏で繰り広げられた創薬のドラマ~"という表題で発表して頂きました。ロゼレムは、身体に優しく、自然な眠りを誘導するという点から従来の睡眠薬とは大きく異なる革新的な睡眠薬です。ロゼレム開発までに繰り広げられたドラマを熱く語って頂きました。

 堀部先生からは、"一細胞レベルでの発光イメージング手法およびその応用可能性"という表題で発表して頂きました。発光イメージングのなかでも細胞へのダメージが少なく、長時間の観察が可能な生物発光についての話でした。生物発光をリアルタイムモニタリングという新たな技術について詳しく知ることが出来ました。

 

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 次に、ポスター発表についてです。本研究室からも4名の学生がポスター発表を行いました。稀少疾患という共通のテーマを研究している人と議論が出来る貴重な機会でした。それぞれの研究室が得意とする異なる手法による様々な研究を見ることが出来ました。学部生、院生を含む学生の参加も多かったので、学生同士でも活発な議論が行われていました。

 

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 最後に懇親会についてです。恒例となったセカンドハウスで行われました。宴会部長である伊藤先生の話から始まった懇親会は、とても盛り上がりました。普段はあまり交流のない他の研究室の先生や学生と交流できる貴重な機会でした。酔っ払ってきた先生からはいろいろ裏話も聞けました。

 

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 今回で稀少疾患シンポジウムの開催も3回目となりました。稀少疾患シンポジウムは、私大戦略的研究基盤形成支援事業 稀少疾患・難病疾患の原因研究と治療法の開発に向けた基盤研究というプロジェクトによって開催されました。今年度からホームページが開設されました。興味のある方は、下にURL貼っておくので見て下さい。(O.Y)

 
ritsumei-rarediseases.net