生命情報学・中高生体験講座
先週の日曜日、生命情報学・中高生体験が開催されました。約30人の中学生と高校生にご参加いただきました。生命情報学とは、生命科学と情報学が融合した新たな学問分野です。これまでの生物の実験というアプローチに加えて、その実験データをコンピューターで解析することにより生命の仕組みを解明しようとします。今回の体験講座では生命情報学という新しい学問分野に触れてもらい、興味をもっていただくために実施されました。
一つ目のテーマは、"植物からゲノムをとってみよう"です。普段食べているバナナからゲノムを抽出することで、体感的にゲノムを理解することが出来ます。二つ目のテーマは、"生命の設計図ゲノムを見てみよう"です。ゲノムの基本となるDNA配列を3Dグラフィックスで立体的に操作・観察することで、視覚的にゲノムを理解することが出来ます。
(バナナからゲノムを抽出してもらう体験)
(3DグラフィックスでDNAを操作・観察する体験)
夏休みが始まりました
8月になり大学は夏休みに入りました。暑い日が続いていますが、みんな研究室に来て研究しています。もうすぐお盆なのでそれまでは頑張りたいと思います。夏休みは長いので休む時は休んで、研究室に来たら集中して研究に取り組みたいと思います。
先週の日曜日には、”中高生体験講座”と”教育と生命科学シンポジウム”が開催されました。体験講座では、バナナからDNAを抽出して、DNA・タンパク質の立体構造をコンピュータで見ました。シンポジウムでは、中学、高校、大学のそれぞれの先生が講演をして下さいました。
まず、午前に開催された体験講座についてです。多くの中高生が参加してくれました。学校単位で募集をして、先生が引率して多くの学生が参加してくれた中学校や高校もありました。
DNAをコンピュータで見る体験では、データベースから取ってきたタンパク質の立体構造やDNAの立体構造を見ました。大学の授業で行われる内容に近かったので、みんな苦労していましたが、授業補助の学生が手伝ってなんとか出来ていました。
バナナからDNAを抽出する実験では、みんな先生の説明をしっかり聞いて取り組んでくれたので、うまくDNAを抽出出来ていました。実験が成功して喜んでくれたので、よかったです。
次に、午後から開催された教育と生命科学シンポジウムについてです。中学、高校、大学のそれぞれの先生が別の視点からの話をしてくれたので、中学から大学での教育のつながりがよく分かりました。生命科学を研究するには、生物、化学、物理を全て学ぶ必要があります。中学、高校、大学までの全ての教育がつながっている必要を感じました。また、生命科学のなかでも、バイオインフォマティックスが世間ではあまり認知されておらず、広報活動の重要性があると思いました。
今週末には、立命館大学のオープンキャンパスがあります。今回の体験講座での経験を生かして、よりわかりやすく研究室のことを説明できるようにしたいです。来週は、前期のまとめゼミや飲み会などイベントが盛りだくさんです。
(O.Y)
テスト期間
今週はテスト期間ということもあってやや研究室が広く感じました.
テストを受ける4回生たちは研究室には来ていましたが,テスト勉強をしていました.
夕方位になると普段は研究の進み具合などを話したりするのですが,この期間はテストの手応えの話になります.自信がないのかちょっぴり不安な発言をする人もいますが,頑張ってほしいです.
また,テスト期間なだけに月曜ゼミは免除になっているのですが,情報生物学討論会は行われました.
なお,以前の研究室では来客用スリッパが段ボールの中に重ねておかれていたのですが,ラックを購入してその上に置くことになりました.
組み立てるときに誰も説明書をよく読まずに組み立て始めたので,最初は最終的な組み立て時に失敗するような組み方をしていたりとちょっぴり問題が出ていました.
少し歪んでいたのではめ直しています.
もちろん最終的にはこのように組み立てられました.
こんな風にスリッパが置かれています.
なおテスト期間とはいっても,ふつうに研究している4回生もいます.
普段より頻度は下がっても,こうして4回生の質問に対応していました.
またテスト期間でテストのない学生は学校に来ない事もあり学食のメニューが減ったり,来なくなる弁当屋があったりと少しお昼のメニューの選択肢が狭まっています.
金曜のお昼です.全員同じ弁当屋の弁当を買ってきてます.
アクセントとして,駅前の西友でリンゴを買ってきて食べてます.
最後に,今度の9月には先週旭川に行ってきたM1とM2が,韓国の済州島で行われるGlyco24に参加します.後1ヶ月ほどしかないので,スケジュール的に大変ですが頑張って欲しいと思います.ちなみにこのポスターは発表しに行くM1による手作りです.
(N.Y)
糖質学会
7月19~21日に日本糖質学会が開催されました。
夏の北海道は爽やかでとても過ごしやすい陽気でした。
助教の先生が口頭発表、M2とM1の2人がポスター発表を行いました。
小島先生が発表内で私たちのポスターの宣伝をしてくださったこともあり、
ポスター発表にもたくさんの人があつまり、多くの意見を頂くことが出来ました。
私自身糖鎖の学会に行くのは初めてで、
興味深い発表がいくつもあり
様々な生命現象に糖鎖が関わっていることを
改めて痛感しました。
北海道はうまいものの宝庫です。
もちろん下調べも万全。
学会終わりの旭川ラーメンや
海鮮丼で我々も糖質を補給して
学会発表を終えました。
とても満足感のある学会でした。
新千歳から関西空港へ帰ります。
過ごしやすい北海道から一転
関西はやはり暑いです。
体調管理をしっかりして
学会で得たことを今後の研究に
役立てていこうと思います。
(N.T)
発表の難しさ
今週は、研究室見学に1回生が来たり、情報生物学討論会で発表したり、自分の研究について話す機会があったので、そのことについて書きます。
まず、火曜日には情報生物学討論会がありました。国立遺伝学研究所の名誉教授である西川建先生に参加していただきました。的確な意見をいただけたので、今後の研究に生かしたいと思ます。
水曜日には、1回生が研究室に来ました。生命情報学科では、研究室配属が行われる前に各研究室の研究内容を知るために研究室訪問の時間が設けられています。先生や学生は、行っている研究内容についてかみくだいて説明していました。
本研究室では、院生になると多くの学会に参加します。来週からの糖質学会に参加するためポスター作りを頑張っている院生もいます。下の写真は、先生や学生が参加する学会やシンポジウムの写真です。
7月18日から開催される糖質学会のポスターが完成しました。院生2人はポスター発表、先生は口頭発表に参加します。
本研究室では、学会やシンポジウムなどに積極的に参加しています。7月30日には、生命科学・中高生体験講座や教育と生命科学シンポジウムが開催されます。中高生の体験学習では、DNA配列を3Dグラフィックで立体的に操作・観察する実験や、植物からゲノムを抽出する実験をするための補助をします。
8月には、オープンキャンパスが開催されます。自分の研究を高校生に説明する機会があるので、わかりやすく、興味を持ってもらえるように話ができるようにしたいです。さらに、9月には、院生の中間発表や学会があるので夏休みも研究をして、その結果をうまくまとめたいと思います。 (O.Y)
イベントが盛り沢山だった1週間
今週はイベントが盛り沢山な週でした.
まず月曜日では6,7月の人のお誕生日会を行いました.
2回目ということもあり,4回生も準備に慣れてきたようだ.
また,健康を意識して,ジムへ通ったり,ヘルシーな食事を心がけたりしていました.
7本120円のきゅうり.不定期な販売ですがとても安いです.勿論ただかじるだけだと飽きるので,ひと工夫入れたりもしています.
ピーマンやとうがらしをあぶって,醤油(わさび投入)につけて食べてます.私はしてませんが美味しいらしいです.
金曜日には,つながり学習の総まとめとして,中学生たちがこれまで学んだことをまとめて発表してくれました.
班ごとの発表で,発表者が二人,OHPの操作係が一人での発表です.英語の時間ではよく発表しているそうで,大体の人は結構きちんと発表できていました.
発表の最後にはそれぞれまとめてきた中で生じた疑問点を上げていました.中には新聞を持ち込んでくる班もあって,しっかり用意していることに驚いてしましました.それらの疑問点には我々も分かる限りで答えました.更に伊藤先生がそれぞれに捕捉点を加えていただいたので,大体は分かってもらえたと思います.
ちょっと難しい話や作業もあったと思いますが,その分彼らのためになったことを願います.
また金曜日には別のイベントもありました.真榮城先生が解析過程に疑問点があるとのことで,skypeを使って遠隔で話していました.数日前からskypeの準備をして,実際にskypeを起動しても声が出なかったりつながらなかったりと悪戦苦闘しましたが,無事にお話はできていました.
あと3週間後には大学の授業のテストがあります.大学院だと〆のレポートや発表がぽつぽつと課されてきてます.学部生はまだ時間がありますが,そろそろ準備が必要な時期になってきているので,研究も大事ですが,学業の方も怠らず頑張ってほしいと思います.
(N.Y)