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中間発表

 情報生物学研究室では、毎年滋賀大学と合同で中間発表を行っています。

 

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 16時30分。伊藤先生のはじめの言葉を皮切りにいよいよ中間発表が始まりました。

 

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 この日発表するのは滋賀大学・化学研究室の4回生と立命館大学・情報生物学研究室の4回生6名と大学院2回生の2人です。

 中間発表は学部生は半年、院生は2年半の研究内容を発表するとても大切な場所となります。学部生は6分間、院生は10分間という時間の中で成果を発表することとなります。

 この日発表のない大学院1回生にもきちんと役割があり、司会やタイムキーパーといった仕事をこなします。

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 この半年間、研究は勿論のことそれぞれが一生懸命に作り込んできたパワーポイント!お互いにチェックしたり、先輩に見てもらったり、先生方にアドバイスをいただいたり、そうした学生さんたちの頑張りをまじかで見ていて、それが形になったのを見させていただくと本当によかったと思いました。

 

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 休憩時間に大学同士でそれぞれの研究の意見交換をしたり、お菓子やお茶でほっとしたり。他大学と関わる機会があることはそれだけ研究の幅が広がることに繋がりますし、また、人間関係を広げる意味でも大切な場となるのではないかと思います。

 中間発表も終わり、ほっと一息・・・いえいえ、伊藤研の面々はまだまだ頑張ります!!国際学会や分子生物学会、それぞれの目標に向かって!!!

 

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とりあえず・・・寒いです

 今週はとにかくきゅうに寒くなって、布団から出るのが辛い季節がやってきました。 

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 バタバタとしていたら気付きませんでしたが・・・家のハナミズキ(ずぼらな私は水をやらないので、あんまり花が咲いたところは見たことありません)もきれいに紅葉していました。

 今週は月曜日、島津製作所の方の講演会を聴かせていただくことから1週間がはじまりました。

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 入り口で学生さんたちにアンケートを配布していた事務室の人が知っている人だったなので、冗談で「私も書こうか?」と言うと・・・真顔で「いいです!」と断られました。

 

 先日の油化学セミナーの時にも感じたことですが、生命科学の分野がいかに多くの企業で必要とされているのかを実感することとなりました。

 さて、いよいよ7日の月曜日は滋賀大との中間発表です。

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 4回生の皆さんは初めての本格的な人前での発表の場となるわけですが・・・ここ、数週間、時には4回生同士で、時には先輩に見てもらいながら、最後のボスチェック(こんな言い方ははありませんが私が勝手につけました!)まで、それぞれが頑張った結果をうまく発表できればと・・・思っています。

 

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 私も、これ!NGS(ものすごく高い)頑張ります!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は学園祭です

 今日は立命館大学の学園祭です。さっき学校に来たらたくさんの人であふれかえっていました。懐かしいなと思いながら・・・あのころは若かったとしみじみ。

 

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 研究室に来ると他大学と合同研究をしている学生が大腸菌を育てていました。頑張って育つんだよ!と言いながら写真を撮っておきました。ちなみに先日サラダと間違えて購入した野菜を育てるキッドのサラダも着々と成長しています。

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 大学院生は合同研究に中間発表、国際学会、などなど忙しい合間を縫いながら学部生の発表練習にも付き合ってくれています。24時間を最大限に活かしながら先へ進む彼らを見ていると私も体力と気力と相談しながらではありますが、前に進まなければと、前向きな気持ちにさせてくれます。

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 中間発表まで1週間!時には仲間の力を借りながら、進む毎日です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

油化学関連シンポジウム

 先週の土曜日、油化学関連シンポジウムが行われました。

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 4名の講師の方が講演をされたのですが、幅広い分野のお話を聞くことができてとても有意義な時間を過ごすことができました。

 我が研究室のボス、伊藤先生の講演を聴かせていただくことで、自分の研究室の研究内容を全体像として捕らえることができたのでよかったという思いと、自分が研究の1部に携わらせて頂いているという、感謝とわくわくした気持ちでいっぱいになりました。

 ド素人の私でも楽しめた4つの講義の内容

「油脂からの炭素水素燃料~ドロップインバイオ燃料~」

講師:山根 浩二氏(滋賀県立大学工学部)

 ドロップインバイオ燃料とは

  石油由来燃料と等価な機能を有し、かつ現状の石油インフラと完全な互換性をもつ液体炭化水素のこと

つまり、環境に優しい次世代のエネルギーってことだろう。(たぶん)国内の航空会社は様々な企業や国の機関と協力しながらバイオジェット燃料の開発、運用に取り組んでいるそうです。2020年の東京オリンピックパラリンピックではたくさんの国内外の人々がバイオジェット燃料で空を飛ぶ、旅客機に乗って、東京にやってくる!私が作ったからあげの廃油で飛行機が空を飛ぶ!!!かも

マイクロ波による有機反応~古典的加熱との比較~」

講師:岡田 豊氏(立命館大学生命科学部)

 マイクロ波とは

  電子レンジ等に用いられている電磁波。古典的加熱よりも目的物の収率(同一反応時間での)や選択性が向上する効果が報告されている。

つまり、従来の加熱方法よりも少ない熱量で済むことから、環境に優しく地球温暖化等の環境問題の解決につながるのだろう。(たぶん)多くの研究者が反応速度の向上や反応選択性、純度の向上のため日々研究を進めてくれていることが、我が家の電気代を下げてくれて、家計を助けてくれるんて!オール電化にしてよかった!!!

セントラルドグマではわからない、生体内における油(脂質)の機能」

講師:伊藤 將弘氏(立命館大学生命科学部)

セントラルドグマとは、

  遺伝情報は「DNA→(転写)→mRNA→(翻訳)→タンパク質」の順に伝達されるという、分子生物学の概念である。

2003年にヒトの全ゲノム配列の解読が終了し、まあまあいろいろなことが解決できると思ったら、セントラルドグマには含まれない代謝産物である糖鎖や糖質が従来解かっていた機能以外にも重要な機能を果たすことがわかってきた!しかし、これらにはまだ解明されていないことがたくさんある!!それらのナゾを解き明かすことは病気の解明など、私たちが生きていく上でとても重要なこととなってくる!!!

  

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 そんな夢を乗せて、伊藤研の次世代シーケンサー(超高い!)も動いています。私事ですが、私の分も入っていまして・・・昨晩から動いたことに感動し、(動き始めるところは残念ながら時間の都合上見ることができなかったのですが、研究室の学生から動き始めたよと連絡もらってうれしすぎた!)、朝行くと動いているのが嬉しすぎて、伊藤先生や学生さんたちと、動いてるね、進んでるねと大喜びし、まだまだやることはたくさんあるけど、みなさんの力を借りながら前に進めていることに感謝する毎日です。

現代社会における化粧行為の役割~脳血流を指標としたマッサージやスキンケアの有用性について」

講師:鳥居 宏右氏(株式会社ノエビア

 現代社会における化粧品の役割として、美と健康を通して人生の幸福度を高め外面的にも内面的にも理想の自分になろうとする役割だけではなく、積極性を上げ、安心感を与える、いわゆる「はげみ」や「いやし」との役割があることも一般的に認知されつつある!

つまり、フェイシャルマッサージに行くと心身ともにリラックスすることができ、その後の頑張りにも繋がることになるので、そのような時間を持つことはとても大切なこと!!(これは絶対!たぶんではなく、そうであってほしいという私の願望も含みます)研究結果としてデータが出ているのでは仕方がない!!!自信を持って家計から必要経費として、フェイシャルエステに行くこととしよう!!!

伊藤先生!講師の方が若いころは肌サイクルが28日だったものが、年齢と共に40日ぐらいの周期に落ちていきます。と言われた瞬間に嬉しそうにこっちを見て40日や!っていうのは・・・笑いになったので、よしとしますが。

 いかがでしたか?シンポジウムというと何か難しいもの(もちろん実際難しいこともたくさんありますが)、知らないことを知ることは、自分なりにすこしずつ理解していくことは、楽しいことだということが少しでも伝わればうれしく思います。

 

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最後は、今日1日お疲れ様でしたの乾杯です。

 

 

 

 

 

10月も中旬になり

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 10月も中旬になり、伊藤研では日々ピーマンを焼いています・・・ではなく、中間発表や学会発表など、いろいろな発表が近づくにつれいい意味で、緊張感が高まって来ています。

 

 

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 DRY班は日々パソコンに向かいながら、発表練習を行う日々。

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 Wet班は実験スケジュールを組み、実験に勤しむ日々を送っています。

 研究室ではプログラムを組んだり、実験をしたりと、個人で行うことも多々ありますが、1人で進めるのは難しいことなので、やはり研究室全体の信頼関係や、雰囲気はとても大切なものになってきます。相談しやすい雰囲気、話し合いが持ちやすい雰囲気を作ることは、研究の成功にも繋がっていくのだと思います。

 それは社会に出てからも同じことで、1人の力ではどうにもならないことでも、人間関係をきちんと築くことが、円滑に仕事を進めていく上で重要なことの1つとなってくるのではないかと思います。

 伊藤研での日々は社会に出た時に役立つ要素がたくさんあります。そのことに彼らが現時点で気付いているのか否かは個人差があるかもしれませんが、社会に出たときには必ず役に立つだろうとちょっと、いやだいぶ?前に大学を卒業した私は思うのでした。私の場合は卒論は週に1回、2コマぐらいだったので、社会に出る前にこのような機会を持てることはとても有意義な時間だと思います。

 私も手探り状態ながら、目標に向かってがんばらなければと思っています。勿論、先生方をはじめ、学生さんたちに助けてもらいながらですが・・・伊藤先生のおっしゃるしんどい中にも楽しい!と思う気持ちを忘れずに頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

8月9月、お誕生日会&オープン研究室

 10月に入ってもまだまだ暑い日が続きます。先週の土曜日は息子の運動会で、息子はリレーのアンカーでした。当日まで、わざと親には黙っていたようで・・・結果はともかくとてもうれしかったです。という息子自慢はさておき

 

 伊藤研では2ヶ月に1度ゼミの時にお誕生会を行っています。4回生が中心となり、ケーキや飲み物の用意をしてくれます。

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 今回はわれらがボス、伊藤先生の誕生日も含まれていました。他3名、暑い時に産んでくれたお母さんに感謝してよ!!などと思ってしまう私なのでした。今回のゼミは夏休みの研究結果を報告するものだったので、みんな大変な中、用意してくれて本当に感謝します。

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 左の写真のように普段は個人個人で研究を進めているのですが、進捗報告や、学会発表の前には右の写真のように、お互いの発表内容の練習をするだけではなく、よりよい方向へ持っていくことができるように話し合いながら進めていきます。後期に入り、中間発表や、学会などそれぞれの目標に向かって、先生方に助けて頂きながら日々、進んでいく学生たちを見ていると、私も頑張らねばと思う毎日を過ごさせて頂いています。

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 今週は3回生向けのオープン研究室も開催されています。たくさんの3回生が見学にきてくれました。が・・・写真を撮り忘れていまして。1枚しか撮っていませんでした。

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 いつもは先輩方に教えてもらっている立場の4回生たちが、親身になって後輩たちの質問に答えています。

 オープン卒研!まだ伊藤研に来ていない人はぜひ一度足を運んでもらえればと思います!!!

 

 

 

 

 

  

アカボヤを用いた新規の構造解析の論文が受理されました

 今週から後期の授業がはじまりました。大学内にまた賑やかさや、ランチストリート(私はこれが大事です!)が戻ってきたそんな9月の最終週。情報生物学研究室でもとてもおめでたいことがありました。

 

我々の研究室では、糖や脂質に関連する代謝および生命の初期発生に着目して研究を行っております。今回、糖と脂質が結合した糖脂質について尾索類のアカボヤを用いた新規の構造解析の論文が受理されました。以下が、その大まかな内容です。

 

小樽の商店より購入したアカボヤ(Halocynthia aurantium)(図1)50個体を有機溶媒抽出にかけて脂質を抽出し、レシチンのような不要な脂質を分解除去し、いくつかのカラムクロマトグラフィーを組み合わせてセラミド型の脂質を分画しました。分画したセラミド型脂質に対して、質量分析機、ガスクロ分析、NMR分析などを駆使してその化学構造を決定し、今回、糖鎖末端にラムノースを有するグルクロン酸含有酸性糖脂質構造を新規構造(UGL-2)として発見しました(図2)。この研究を日本油化学会の国際誌であるJournal of oleo scienceに投稿し、このたび受理の知らせを受けました(図3)。

発見したUGL-2は、グルクロン酸が糖鎖の根元に存在し、そこに別の糖が伸長する構造であり、これまでに報告されている糖鎖末端にグルクロン酸が存在する糖脂質とは異なる特徴と言えるものです。また、UGL-2は糖鎖末端にラムノース(6-デオキシ-L-マンノース)が存在していました。ラムノースは植物の細胞壁の多糖および細菌の菌体外多糖として有名ですが、そのような単糖がアカボヤの酸性糖脂質を構成する糖として見られたことは興味深い知見です。アカボヤは尾索類といって発生の初期段階にのみ脊椎の前駆体である脊索を有する生物であり、その仲間にゲノム解読済みのカタユウレイボヤ(Ciona intestinalis)が存在します。ホヤ類は動物で唯一セルロース合成を行いますが、比較ゲノム解析の結果、その遺伝子は水平伝播で獲得したことが示されています。今回のアカボヤUGL-2ではラムノース転移酵素の働きで糖鎖構造が生成されていると考えられますが、そのラムノースの転移酵素も同様にして細菌から水平伝播した可能性が考えられました。

二枚貝から発見されたグルクロン酸含有糖脂質は貝の精子表面に存在することが示されており、ウニの精子の酸性糖脂質(ガングリオシド)は卵との結合に関与することが示されています。マウスの精子の酸性糖脂質(硫酸基含有グリセロ型脂質)は卵の透明帯の糖タンパク質に結合することが示されています。これらのことから、UGL-2も受精に関与することが考えられました。

セラミドにグルクロン酸が結合したセラミドグルクロニドは、マウスの結腸癌を抑制すること、経口投与するとその75%が結腸で分解されることが示されています。今回のUGL-2もグルクロン酸を持ったセラミド型脂質であることから、結腸癌に関する研究への応用が期待されます。

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図1.解析対象として用いたアカボヤ(Halocynthia aurantium

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図2.アカボヤから発見した新規の酸性糖脂質UGL-2の構造

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図3.論文がJournal of oleo sicence誌に受理されたことをしめす知らせ

 

年度末に向けて、情報生物学研究室がいいスタートを切れてうれしいです!!